2011年6月9日木曜日

変身☆じょしこうせい

 自分の立ち位置がいつの間にか他人に移っている夢は説明しづらいような気がする。

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何かの罰で図書室の本棚を片付けるように言われた。「すばらしく」なるように片付けろとよくわからないことを言われたので、ジャンルわけ、出版社順にしかなっていない本棚を作者順になおそうと考える。

一番端にある棚一棚分すべて本を出し、 あ から並べようと思ったのだけれど、そもそも蔵書すべてを把握しているわけでないし、あから順に並べようとすると全部の棚から本を引っこ抜いてあいうえお順に並べなければいけないことに気づいた。おまけに床に撒いた本は全部デザイン関係の雑誌や資料だ。なぜ文芸書の横の棚にひとつだけそんな棚を作るのか意味が分からない。憤慨しながら床に撒いた本をせめて雑誌の種類、また別の資料で分けることにする。

そうして片付けていると女の先生らしき人が来て、どうも自分の片付けているあたりの本が欲しかったらしい、座り込んである雑誌があるかを聞いてくる。彼女の目の前に落ちていたそれを拾うと、これに自分が載っているのだとその雑誌を抱えた。

同じ雑誌の違う号を片付け中に見ていたのでこっちはいいのか聞くとそれにも触れてにこにこする。必要なのは一冊だけのようだった。

先生なのは明らかだったが自分は見たことがない。なんの先生なのか尋ねると、デザイン系、コンテンポラリーアートをやっているらしい。枠組みを決めて写真をはめ込んでいくのだと雑誌に載っている作品を見せてくれた。

自分はデザイン系はよくわからないんですと伝えるとおかしそうに片付けを手伝ってくれる。振り向くと空っぽになった棚の斜めうしろにゴミのような漫画雑誌がみえたのでそれを先に捨てることにした。しかしところどころ切られてばらばらになっている漫画雑誌をまとめるためのビニルひもがない。窓辺にガムテープがあったのでそれを十字に貼ってまとめることにした。

先生はここにはコンポもないのねと片付けながら話す。図書室にコンポ?気づくといつの間にか図書室ではなく散らかった部屋になっている。そしてコンポは窓際部屋の角にひっそりと置かれている。

あそこにありますよ、使えるかどうかはわからないですけど、と伝えると先生は気付いて驚く。



場面転換。自分が片付けをしていたのにそれをやっていたのはサラリーマンであることになっている。サラリーマンなのに女子高生のようなシャツにスカートをはいている。場所も図書室でも部屋でもない。彼は逃げるように日が落ちて
薄暗くなった住宅街にいる。

ある家の前で彼はそう遠くもない場所にいる先生に先に帰りますね、とシャツで顔を隠しながら怒鳴る。彼女には聞こえていないようで彼はもう一度同じようなことを叫び、家の門に飛び込んでいく。塀の影でタクシーを呼び、一度家の中へ入り出てくると、白髪の男が運転するボロい水色のミニクーパーが家の前に停まっている。彼が呼んだのはもちろん普通のタクシーでありボロいミニクーパーでも白髪の男でもないのだが、白髪の男が訳知り顔で急かすので彼は仕方なくそれに乗り込んで去る。白髪の男はおそらく彼をつけるように様子を伺っていたのだ。

残された家に普通のセダンが停まり、中から夫婦が慌てて出てくる。家の中からも少女が出てきて三人で話をしている。少女は帰ってきたのにご飯も食べずすぐに出て行った兄を心配していた。少女とどういう関係なのかは分からないが女は不安で泣く少女を慰め、男は家にいつかなくなった少女の兄に憤っていた。

何も伝えることもできないが傍観している自分には少女の兄がなぜ家にいられないのかはなんとなくわかるような気がした。ファンタジック。

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前半と後半でまるで違う話なんだけれど、後半はおそらく白髪の男のせいでサラリーマンが昼間は女子高生になってしまう、という設定のようだった。白髪の男は鶴見辰吾さん、サラリーマンはアンジャッシュの児島さん、夫婦は松下由樹さんと坂本昌行さんだった。少女は誰だったのかなあ黒髪長髪の美人さんだったけど誰だかは微妙。夏帆さんに似てたような気がするけど遠目で薄暗かったので。

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