人を追いかけている。
小屋に逃げ込んだその人を捕まえようとすると、彼を祭り上げている政治系宗教団体がなだれ込んできて洗脳を施そうとしてくる。
オレンジ色のベレー、オレンジ色のパンツ。
オレンジ色の集団と追いかけていた人を放置して小屋から逃げ出す。
きた道をかえってbarのようなところ。薄暗くてぼんやりしたあかりにショーケースが照らされている。
ざわざわした中で聞こえてくる「あきらめなくてはならない」、という声。
祖父と一緒にbarの外へ出る。外も薄暗く、遠くない場所に山が見える。ここは島なのだ、と思った。
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人を追いかける夢は新鮮です。いつも追いかけられているので。
いい印象の夢ではなかった。気持ちが悪かったのです全体的に。
昨日はゾンビ的なものに追われる夢をみたのに今日は追いかけている、という点で印象に残ったのでした。
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「なにか」を注射されたと女性が誰かに詰め寄っている。
そのために追われるのだ。逃げても逃げてもどこかから寄ってきてこちらへ食いつこうとするものが自分たちを探している。
人の形のようなそうでないようなぐったりとしたものが追ってくる。
逃げて普通の生活に馴染む振りをしても見つかってしまう。
道端に人がたくさん寝ている。
自分も空いている道へ横になる。いつの間にか隣に弟がいた。
看護師が新しくなったコンタクトレンズを配っている。ゴムのように柔らかく眼に入るというよりは、目に装着するといったほうが正しい分厚さ。片方だけが厚さも大きさも1.5cmほどで、もう片方は一回り小さい。
自分は違う人の名前で呼ばれ、確認する間もないままコンタクトを受け取ってしまう。手のひらにその大きなコンタクトレンズを乗せて窓っているとまたひとり看護師。
やはり違う名前で呼ばれ、コンタクトをもらったかどうか確認される。
名前が違うので看護師が持っているカルテのようなものを確認させてもらうと、自分の苗字が横線で消され、違う苗字を記入されている。
自分はこの苗字ではないのでとコンタクトを返そうとするけれど、看護師はそれを受け取らずつけておいたほうがいいととにかく薦めてくる。
大勢の人がいる場所でTVを見ている。「なにか」を体内に入れていなければ追われもしないし襲われもしないのだ。TVではバラエティが流れている。
人のようななにかがそこに闖入し、追われる立場の人間がパニックになっている。そうでない人は落ち着いたものだ。
自分はどうしたらこれに勝てるのだろうかと考えて、考えているうちに目が覚めた。
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というのが昨日の追われる夢であった。
追われている夢のほうが慣れているので追う夢よりも気分が悪くなかったことが確かで面白い。